設計スタッフより

福岡 美穂 - Fukuoka Miho -

福岡 美穂

  • 松前町出身
  • 済美高校普通科卒
  • 龍谷大学文学部哲学科哲学専攻
  • 二級建築士
  • インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター等、少林寺拳法3段

素朴で単純。シンプルがきれい。

スギの無垢板やしっくいなど、
内装に自然素材を多く使った家に、とても興味がありました。

新築のときが一番きれいな壁紙は、
傷がつくたび、「あ〜あ」って、心がへこんでしまいますよね。

自然素材は、ていねいにつきあっていくうちに、
色や艶、香りなど、味わいが増していく素材。

汚れても、傷が増えても、心がへこまない。
むしろそれが、家族と共に過ごした証。
「あれは、この子が7歳の春だったなぁ」と、
思い出に心をめぐらすスイッチが増えるほど、
家は、素敵になるのだと思います。

大きくて美しい家よりも、
小さくてもきれいな家がいい。

子どもが育って、親は年を重ねて、
そんな暮らしの変化をやわらかく受け入れるリズムを持った現代町家。

お客様の暮らしに寄り添いながら、
心の耐用年数が長い家を、いっしょにつくりたいと思っています。

渡辺 晃 - Watanabe Akira -

渡辺 晃

  • 北宇和郡日吉村出身
  • 宇和島南高校普通科
  • 神戸学院大学法学部法律学科
  • 一級建築士、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター

いつか町家をつくりたくて

京都などの町家のデザインにとても憧れていました。
格子戸の規則的な美しさとか、坪庭に凝縮した自然とか、
洗練された感じがかっこいい。

現代町家の設計ルールで建てられた家には、
町家に息づく、清々しさ、かっこよさが
現代に生かされていると感じます。

「古民家風」とは、趣がちょっとちがう。

いつかは町家を設計してみたいと思っていたので、
この仕事に関わることができて、とてもうれしく思います。

町家でいえば中庭に当たる「一坪里山」が、大好きです。
季節のうつろいを感じる自然を
自宅に取り込むのって、すごくいい。

四国の山奥にある村で育ったので、
小さい頃は、いつも森の中で遊んでいました。

大きな木、小さな木、うごめく生きものたちの気配。
様々なものがあるのに、調和が取れている。
そんな空間にいることが、とても落ち着きます。

近所の里山にもともと自生している草木を我が庭に。
それが地域の風景の一部となり、
道行く人も、季節のうつろいや安らぎを共に感じてくれたら。

「その家は、前を通る人の家でもあること」
町家憲章の中で、一番すきなところです。

髙岡 孝一 - Takaoka Kouichi -

髙岡 孝一

  • 一級建築士
  • (社)日本建築家協会(JIA) 登録建築家
  • (社)日本建築士会連合会 設計(住宅・共同住宅)専攻建築士
  • (社)照明学会照明士 Senior Lighting Consultant
  • (財)職業技能振興会 古民家鑑定士

価値あることを、未来へつなぐ

たとえば、木の枠に和紙を貼った障子は、
強い陽射しをやわらかく受け止め、家の中に届けます。

あるとき、障子に小さい穴があく。
まだ幼い、子どものいたずら。
母が、叱る。子どもは、叱られる。
母が、和紙を小さく切り抜く。子どもが、その手先を見つめる。
ぽっかり開いた穴に貼られた、桜の花の形をした和紙。
帰宅した父が気づき、昼間のできごとが語られる。

ものは壊れる。でも、直して使うこともできる。
暮らしをととのえることは、子どものしつけのツールになるし、
家族のコミュニケーションを育むきっかけともなります。

障子はまた、建具の一つです。
障子や襖などの建具は、それぞれの家に合わせて作るもの。
既製品でない、オンリーワンの障子を作ることは、
建具職人の技術を、未来へつなぐことにもなります。

近くの山の木、そして、木造軸組構法にこだわり、
住宅を設計してきたノウハウを、
伊予現代町家に活かすことで、
日本の家のよいところを、次の世代へつなぎたいと思っています。